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俺と師匠で、頑張った痕跡を眺める人生後半。こんな幸福

師匠。
数人居る。
偉大な師匠で、到底及ばないと思って尊敬してた。
が、今、まず間違えなくワシは師匠を超えてる。
それを師匠は喜んでくれ、私を讃えててくれていた。
流石に現実として師弟ともに、時代の変遷と世代交代を認識していた。
がしかし、
師匠は師匠だ。
師匠が居たから私が居る。
人は老いて、いつか萎んでいく。
それでも師匠は師匠なのである。
この感覚、日本だけなのかなあ。
日本を踏み台にして、一部数値で日本を超えたくらいで急に上から目線になる。
自分の方が力を持ったら、次は師匠を支える番だろう。
人から教えを受けつつ、虎視眈々とその師匠の足元をすくうタイミングを伺っていたと言うのか?
まぁ、いいよ。
そんな事してたら、次にヤラれるのはお前だぞ。
社会において幸福とは他からもたらされる。
そんな足の引っ張りあいでは幸福を得ることは出来ない。
俺と師匠で、頑張った痕跡を眺める人生後半。
こんな幸福、わからないんだろうなぁ。

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